まず、どうして頭痛は起きるのでしょうか? それは肩こりが大きく関わってきます!
脳には大量の血液が必要な為、首には4本もの動脈が通っています。
ひどい肩こり(肩の筋肉の緊張)になると、首の動脈を圧迫するようになってしまい、血流が悪化します。
その結果、脳に対して充分な血液が届かなくなったり、静脈に血が溜まってしまい「うっ血」を起こしたりします。
そして、酸素不足が起こり、頭痛やめまいの原因となってしまうのです!
人によっては頭痛や、めまいだけではなく、吐き気、目の奥が重く感じる痛みなどの症状を訴える人もいます!
つまり、肩こりにはセットで頭痛・吐き気がついてまわるわけです!
なので!
肩こりを治すこと=頭痛を治すことに繋がります!!
そのため、まずは肩こりに関わる筋肉を首~肩~背中とほぐしていきます。
特に首の筋肉に対しては重点的にほぐしていきます。
頭のつけ根の部分は眼精疲労で疲れが溜まっている部位なので、集中して施術していきます。
次に頸椎の並びをキレイに矯正して、骨盤から背中の猫背も伸ばして整えていきます!
肩こり・猫背に対して徹底的にアプローチしていきます!
とにかく肩まわりの筋肉をほぐして、血行を促進させていきます!
スマートフォン、PCを見るとき首を傾けると、10キロ以上の重みがかかる!
最近の研究によると、首の傾きが15°の時は12.2kg、30°の時は18kg、60°の時は27kgの重さが首・肩まわりにかかるといわれています。
現在、スマートフォン・PCが原因で体を痛める人が増加しています。
それらを見る時は、前かがみになり首を前に傾けます。その姿勢の悪さから首に負担がかかり、体全体に影響が及びます!本来理想とされる姿勢は耳から肩、腰、ヒザ、足首まで一直線になる姿勢を指します。
冒頭のほうでお伝えした通り、頭痛には肩こりが大きく関わってきます!
頭の重さだけでなく、両腕の重さも肩まわり、背中の筋肉で支えなくてはならないので、慢性的な肩こりは続いていくわけです!
また、あまり注目されていませんが、寝不足も実は肩こり・頭痛の原因だと発表されています。
普段の仕事疲れにプラス、ストレスが関係してくると、より拍車をかけて症状が悪化していきます。
初診
普段仕事で6時間~8時間パソコンに向き合っているという女性。
慢性的な肩こりに加え、週に1回は必ず起こるという頭痛に悩ませれていました。
肩まわりの僧帽筋と呼ばれる首から肩、背中まである筋肉が緊張していて、デスクワークの方に多い内方肩、つまり猫背の姿勢、あとはストレートネックがみてとれました。
肩甲骨に付着している筋肉の緊張もかなり目立ったため、長い間凝り固まった慢性的な肩こりだと判断できます。
まずは、肩こりに大きく関与している僧帽筋を中心に施術をしてほぐしていきます。
次に頭へ血流を送るのを邪魔している、首まわりの筋肉の緊張をとるようにマッサージをしていきます。
最後に背中から首の骨の並びを矯正でキレイに整えて、初診を終えて帰宅していただきました。
完全にコリを取りきれたわけではないが、来院時と比べて目の奥がスッキリして、物がよく見えるようになったとのこと。
2診(2日後)
2日後また来院していただきました。
仕事後だったのにも関わらず、前回よりも筋肉の緊張はずいぶん緩和されていました。
ただ、首のズレがまた元に戻ってしまっていたので、今回は土台である骨盤も含めて矯正で調節していきました。
帰り際、デスクワークの方でも座ったままできる肩こり体操を指導して終了しました。
3診(5日後)
初診以降頭痛は1度も出てないそうですが、メンテナンスの為来院。
術者からみても筋肉の柔軟性が感じられ、週1のマッサージと、月2回の矯正をメンテナンスで通院中です。
コメント
初診時には、繰り返す頭痛の原因が、肩こりと伝えて驚いていたのを覚えています。
もちろん、すべての頭痛の原因が肩こりではないが、病気などではなく、全体的にストレスなどの精神的な項目より、肉体的な項目が原因の上位となっています!
毎日パソコンをしていたりする生活習慣は、頭痛と深く関わっているので、それが繰り返す頭痛の原因だと、分かっただけでも良かったと喜んでいたので、こちらも嬉しく思っています。